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片岡球子は1905 年札幌市出身。女子美術専門学校日本画科高等科卒業後、神奈川県横浜市の大岡尋常高等小学校（現横浜市立大岡小学校）に勤務。落選を経験しつつ日本美術院岡倉天心の伝統と革新の理念を具現した作品を制作しました。
愛知県立芸術大学開校に際し日本画科主任教授就任決意のもと「面構」シリーズを制作開始。「面構」は2004 年（平成16）まで38 年間44点を出品したライフワークである。

本展では、片岡球子の迫力ある面構シリーズに併せてその創造の過程を含めた面構のデッサン帖や初公開の小下図などの資料をと共に、かつてない規模で最晩年までの本画約50点を展示。