斎藤 葉 新春ハープ コンサート 〜フランス印象派と横浜浮世絵にみる音楽会〜

(土)~(日)

横浜美術館 レクチャーホール

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現在、横浜美術館で企画展「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」と同時に開催されているのが、「横浜美術館コレクション展『東西交流160年の諸相』」です。コレクション展は「開港」をテーマにした展覧会であり、その中には音楽学者、齋藤龍氏の寄贈資料より、横浜開港文化を描いた浮世絵が多数展示されています。
19世紀後半、同時代に描かれた横浜浮世絵と、オランジュリー美術館コレクションの主軸となっている印象派絵画。共通点として両方とも絵画の題材として音楽を用いた作品が多く存在している、ということが言えるでしょう。横浜浮世絵には、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ等を奏でる婦人の画から当時の横浜における洋楽受容の様相が描かれており、印象派絵画にはルノワール《ピアノを弾く少女たち》に代表されるように、音楽、楽器演奏を題材としたものが数多くあります。
さて、こうした展示のさなか、美術館のレクチャーホールにおいて1月4日、5日に行われるコンサート「フランス印象派と横浜浮世絵にみる音楽会」では、展覧会にインスピレーションを受けたプログラムが組まれます。印象派画家たちと同時期の作曲家であるドビュッシー、フォーレやサン=サーンスなど、19世紀後半から20世紀にかけてのフランス系レパートリーを中心に据えたプログラムが、齋藤葉のハープソロに加え、ゲストにチェロ植草ひろみ、フルート大澤明子とボーカルDewを招いて演奏される予定です。そのうちドビュッシーとフルートの共演では、ペダルハープの原型を作ったフランス・エラール社による1830年製のハープが用いられます。
150年前に描かれた絵画の中では一体どのような曲が演奏されていたのでしょうか。記録文書が残っていない限り私たちが知る術はありませんが、当時のレパートリーを当時演奏されていた楽器の音色で聴きながら、開港当時の演奏会を想像しながら、あるいは19世紀後半のパリのサロンを夢想しながら心地よい調べに心を任せる、そんな演奏会になることでしょう。

【出演】
ハープ:斎藤葉
チェロ:植草ひろみ
フルート:大澤明子
キーボード:宮本一
ヴォーカル:Dew

【曲目】
G.フォーレ:即興曲
L.シュポア:ファンタジー
C.ドビュッシー:アラベスク第1番《1830年製のエラールハープで》
C.サン=サーンス:白鳥、アレグロ・アパッショナート(Hp.Vc)《19世紀のフランスの名弓リュボで》(4日のみ)
J.イベール:間奏曲(Fl.Hp)《19世紀フランスの名器ルイ・ロットで》(5日のみ)
斎藤葉&作詞Dew:ガイアの翼 他
時間
両日14:00
料金
全席自由
コンサート券:2,000円(税込)
*美術鑑賞セット券:3,500円(税込)
*「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展(「横浜美術館コレクション展『東西交流160年の諸相』観覧可)の一般観覧券1枚を含みます。
お問い合わせ
有限会社パルテンツァ
03-3560-6765
prtz@partenza-music.co.jp

情報更新日:2019/12/4

会場情報

撮影:新津保建秀

横浜美術館【2024年3月15日リニューアルオープン】

詳細
所在地
横浜市西区みなとみらい3-4-1
最寄駅
みなとみらい(みなとみらい線)
桜木町(JR 京浜東北・根岸線, 横浜市営地下鉄ブルーライン)
休館日
木曜日、年末年始 ※開館日・時間は展覧会によって異なる場合がございます。

地図

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