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アザラシヴィリの世界初演曲＆二つの「交響曲第4番」
山田和樹氏が指揮者を目指すきっかけとなった、ジョージアの巨匠作曲家、ヴァージャ・アザラシヴィリ(1936-)。ホール改修を経て2年ぶりのフィリアホール開催となる横浜シンフォニエッタ公演では、室内楽＆オーケストラ公演双方で、このアザラシヴィリ作品を取り上げます。
夜の第16回演奏会では、ベートーヴェンとシューベルトの交響曲第4番という、それぞれ個性的な「4番」を並べて取り上げることが非常に興味深いですが、目玉は先ほどのアザラシヴィリが、横浜シンフォニエッタ代表理事／ゼネラルマネージャーであり今回のソリストでもあるピアニスト・碓井俊樹氏に献呈した、世界初演の「ピアノ協奏曲第2番」！「無言歌」や「ノクターン」などの名曲が広く紹介され、近年演奏頻度も高まってきたアザラシヴィリ作品ですが、大規模な作品は日本での演奏機会は稀少。今や世界ではばたく大指揮者が、自らのルーツとなる作曲家の作品を初演するまたとない機会、ぜひお聴き逃しなく！

指揮◎山田和樹（横浜シンフォニエッタ音楽監督）
ピアノ◎碓井俊樹
管弦楽◎横浜シンフォニエッタ

ベートーヴェン◎交響曲第4番変ロ長調 Op.60
シューベルト◎交響曲第4番 ハ短調 D417 「悲劇的」
アザラシヴィリ◎ピアノ協奏曲第2番（世界初演・碓井俊樹へ献呈