アフガニスタン 干ばつの大地に用水路を拓く【月曜上映会】

(月)

神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)2階 プラザホール

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アフガニスタン 干ばつの大地に用水路を拓く【月曜上映会】の画像
上映会『アフガニスタン 干ばつの大地に用水路を拓く』

「百の診療所より一本の用水路を!」戦乱の干ばつのアフガニスタンで、無謀とも思える土木工事に挑んだ一人の日本人医師・中村哲。2003年3月から7年の歳月をかけて全長25.5キロの用水路を完工、3000ヘクタールの農地が甦った。現地農民の自立のために近代工法を最小限に抑え、日本の江戸時代に完成した伝統工法を採用しての治水事業は、農業土木の原点とも評価される。戦乱の地に真の平和をもたらすものは何か、静かに問いかける7年間の記録。(ドキュメンタリー/2012年/73分/DVD上映)

監督 谷津賢二
朗読 菅原文太
企画 ペシャワール会
製作 日本電波ニュース社

本作の題名は一見すると専門的な雰囲気をもっていますが、内容はどなたにも届く構成になっています。本作では、エンドロールを終えた最後に、ある事実が文章で映されます。そちらを読まれたあなたは、どんな感想をお持ちになるでしょうか。ホールが明るくなるまで、どうぞご着席ください。

ここで描かれるのは、アフガニスタンでも尊敬される日本人、中村哲(Peace Medical Service 総院長、ペシャワール会現地代表)医師の英雄譚ではありません。カメラがとらえているのは、中村医師をはじめ、現地住民をふくめた実直に働く仕事人たちの姿です。限られた技術や物資のなかで、自然との共存をはかりながら創意する姿が映しだされます。
(その点で、日々の業務に悩む社会人や、勉強の意味を見出せない高校生、就職前に「仕事」について考えたい学生の方々には、指針になる作品かもしれません。)

本作でアフガニスタンの男が「まさか砂漠で稲刈りができるなんて思ってなかった。このことを話しても人に信じてもらえないんだ」と話します。砂漠だった場所が、現実に(CGではなく)緑へ変化した場面を観るのは、当館の大画面がおすすめです。

◆本作に登場する文章を引用します。映画のなかでは菅原文太さんが朗読されています。

作業地の上空を盛んに米軍のヘリコプターが過ぎてゆく。彼らは殺すために空を飛び、我々は生きるために地面を掘る。彼らはいかめしい重装備、我々は埃だらけのシャツ一枚だ。彼らに分からぬ幸せと喜びが地上にはある。乾いた大地で水を得て、狂喜する者の気持ちを我々は知っている。
水辺で遊ぶ子供たちの笑顔にはちきれるような生命の躍動を読み取れるのは、我々の特権だ。そして、これらが平和の基礎である。
「ペシャワール会 会報」より
時間
14:00~ ※20分前開場
料金
無料
対象・定員
当日先着200名 ※定員に達した場合、入場はできませんので、あらかじめご了承ください。
お問い合わせ
神奈川県立地球市民かながわプラザ(指定管理者:公益社団法人青年海外協力協会) 045-896-2121

情報更新日:2019/12/11

会場情報

神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)

詳細
所在地
横浜市栄区小菅ケ谷1-2-1
最寄駅
本郷台(JR 京浜東北・根岸線)
休館日
月曜休館(祝日除く)
子連れ関連情報
授乳室 おむつ交換台 ベビーチェア付きトイレ ベビーカー貸出
バリアフリー情報
多目的トイレ オストメイト対応 車椅子貸出

地図

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