今から90年前に開館した神奈川県立金沢文庫は、たった二人の専門職員によってはじめられました。一人は初代文庫長・関靖(1877~1958)、もう一人は神奈川県初の司書・熊原政男(1908~1980)です。
開館当初の「精神文化の育成」という設立目的は、第二次世界大戦中、戦意高揚に利用され、戦後の金沢文庫は難しい局面を迎えます。このとき二代目文庫長に就任した熊原は、郷土意識を盛り立て戦後復興の原動力とする活動を積極的にして、危機を乗り切るという「秘策」を繰り出します。開館以来収集してきた近世の版本類を、絵図・地図、金沢八景、徒然草といったテーマのもとにコレクション化して、神奈川県近郊の催事場に出開帳し、関連書籍を出版して、金沢文庫をおおいにアピールしたのです。
本展示では、二代目金沢文庫長が品定めした江戸時代の刷り物によって、神奈川県立金沢文庫のはじまりの物語を紡ぎます。
開館当初の「精神文化の育成」という設立目的は、第二次世界大戦中、戦意高揚に利用され、戦後の金沢文庫は難しい局面を迎えます。このとき二代目文庫長に就任した熊原は、郷土意識を盛り立て戦後復興の原動力とする活動を積極的にして、危機を乗り切るという「秘策」を繰り出します。開館以来収集してきた近世の版本類を、絵図・地図、金沢八景、徒然草といったテーマのもとにコレクション化して、神奈川県近郊の催事場に出開帳し、関連書籍を出版して、金沢文庫をおおいにアピールしたのです。
本展示では、二代目金沢文庫長が品定めした江戸時代の刷り物によって、神奈川県立金沢文庫のはじまりの物語を紡ぎます。
- 時間
- 9:00~16:30(入館は16:00まで)
- 料金
- 一般 250円
20歳未満及び学生 150円
高校生・65歳以上 100円 - お問い合わせ
- 神奈川県立金沢文庫
045-701-9069
情報更新日:2020/6/18
会場情報
神奈川県立金沢文庫
詳細- 所在地
- 横浜市金沢区金沢町142
- 最寄駅
-
金沢文庫(京急本線)
海の公園南口(シーサイドライン) - 休館日
- 月曜日(祝祭日は開館、翌日休館)、年末年始、館内整備・展示替え時
- 子連れ関連情報
- おむつ交換台 ベビーカー貸出
- バリアフリー情報
- 多目的トイレ 車椅子貸出 筆談器
地図