選者による第六句に続けて、当日会場に集まった参加者が七句目以降を詠み、半歌仙(十八句)の連句を完成させます。七句目は、発句から六句までと類似する言葉やイメージから離れて、新たな世界へ転じてください。
~刈り刈りて夏草の巻~
発句 夏草や刈つても刈つても生えて来る 登(夏)
脇 戦車を襲ふ黒山の蟻 櫂(夏)
第三 国境の夜空をわたる風はるか ゆかり(雑)
四 上善如水で秋意尽くせり 登(秋)
五 丸々と夕顔の実も望月も 櫂(秋・月)
六 あらへうふらへう露のたましひ ゆかり(秋)
六の句の解説
前句の、夕顔の実と望月から、北原白秋のこの歌を思い出しました。
「月夜よし二つ瓢(ふくべ)の青瓢(あをふくべ)あらへうふらへうと見つつおもしろ」
さらに、中秋の名月の翌日、物の怪(生霊)にとりころされた『源氏物語』の「夕顔」を思い、〈あらひょうふらひょうと浮遊する、露のごとくはかないこの世の魂〉 と付けました。
小島ゆかり
~刈り刈りて夏草の巻~
発句 夏草や刈つても刈つても生えて来る 登(夏)
脇 戦車を襲ふ黒山の蟻 櫂(夏)
第三 国境の夜空をわたる風はるか ゆかり(雑)
四 上善如水で秋意尽くせり 登(秋)
五 丸々と夕顔の実も望月も 櫂(秋・月)
六 あらへうふらへう露のたましひ ゆかり(秋)
六の句の解説
前句の、夕顔の実と望月から、北原白秋のこの歌を思い出しました。
「月夜よし二つ瓢(ふくべ)の青瓢(あをふくべ)あらへうふらへうと見つつおもしろ」
さらに、中秋の名月の翌日、物の怪(生霊)にとりころされた『源氏物語』の「夕顔」を思い、〈あらひょうふらひょうと浮遊する、露のごとくはかないこの世の魂〉 と付けました。
小島ゆかり
- 時間
- 13:30開始(13:00開場)
*16:30頃終了予定 - 料金
- 入場無料
- 申込方法
- ★神奈川近代文学館あて電話(045-622-6666)、または申込フォームで、お名前・電話番号・人数をお知らせください。先着順の受付とさせていただきます。
★ご参加の方は開催当日13:20までに七句目(雑〈無季〉で五七五)を葉書大の厚めの紙にサインペンで書いてご持参ください。おひとり様1句です。
★サインペンは当日の投句でも使いますのでご持参ください。
★観覧のみの方は、投句は不要です。 - お問い合わせ
- 公益財団法人神奈川文学振興会
045-622-6666
情報更新日:2022/8/26
会場情報
県立神奈川近代文学館
詳細- 所在地
- 横浜市中区山手町110 港の見える丘公園内
- 最寄駅
-
元町・中華街(みなとみらい線)
石川町(JR 京浜東北・根岸線) - 休館日
- 月曜日(祝日は開館)・年末年始(12/28-1/4)・展示替期間 ほか
- 子連れ関連情報
- 授乳室 おむつ交換台 給湯設備 ベビーカー貸出
- バリアフリー情報
-
多目的トイレ オストメイト対応 車椅子貸出 筆談器
【備考】
点字ブロックあり
地図