

縄文時代から弥生時代への移り変わりは、狩猟採集社会から稲作農耕社会へと変化を遂げる転機であり、歴史上の大きなターニングポイントであったといえます。
神奈川県域をはじめとした関東地方や中部高地では、縄文時代中期に極大化した遺跡数は、後期を迎えると減少に転じ、後期後葉以降から晩期にかけて激減します。
その背景として、世界的な気候の寒冷化により植生が変化したことで食料資源が枯渇し、狩猟採集社会が行き詰まり、その窮状を打破すべく稲作を取り入れることで、歴史的な転換がはかられたとされてきました。
しかし近年、停滞あるいは衰退と評価されてきた縄文時代後・晩期の社会観を見直す動きが出てきています。後・晩期社会が寒冷化を積極的に利用し、植物質食料の多角化を図り、気候の変動に適応したことがわかってきたためです。
このような視点から、変動する自然環境に適応した人々が縄文時代から弥生時代へと移り変わる時期をどのように暮らしたのかを探ることにします。
【かながわの遺跡展】
かながわの遺跡展では県内の発掘調査によって出土した資料を中心に、テーマに沿った展示を行っています。資料とじかに接することにより郷土神奈川の歴史に関心をもっていただくとともに、考古学、埋蔵文化財についての理解を深めていただく趣旨で実施しています。
神奈川県域をはじめとした関東地方や中部高地では、縄文時代中期に極大化した遺跡数は、後期を迎えると減少に転じ、後期後葉以降から晩期にかけて激減します。
その背景として、世界的な気候の寒冷化により植生が変化したことで食料資源が枯渇し、狩猟採集社会が行き詰まり、その窮状を打破すべく稲作を取り入れることで、歴史的な転換がはかられたとされてきました。
しかし近年、停滞あるいは衰退と評価されてきた縄文時代後・晩期の社会観を見直す動きが出てきています。後・晩期社会が寒冷化を積極的に利用し、植物質食料の多角化を図り、気候の変動に適応したことがわかってきたためです。
このような視点から、変動する自然環境に適応した人々が縄文時代から弥生時代へと移り変わる時期をどのように暮らしたのかを探ることにします。
【かながわの遺跡展】
かながわの遺跡展では県内の発掘調査によって出土した資料を中心に、テーマに沿った展示を行っています。資料とじかに接することにより郷土神奈川の歴史に関心をもっていただくとともに、考古学、埋蔵文化財についての理解を深めていただく趣旨で実施しています。
- 時間
- 9:30~17:00(入場は16:30まで)
- 料金
- 常設展観覧券でご覧いただけます。
一般300円(250円)
20歳未満・学生200円(150円)
高校生・65歳以上100円(100円)
※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料、( )内は20名以上の団体料金
※神奈川県立博物館等の有料観覧券の半券提出による割引制度あり - お問い合わせ
- 神奈川県立歴史博物館 企画普及課 045-201-0926
学ぶ・知る
/
情報更新日:2019/11/7
※最新情報および新型コロナウイルス感染症対策については、お問い合わせ先や公式サイト等で必ずご確認ください。
会場情報

神奈川県立歴史博物館
詳細- 所在地
- 横浜市中区南仲通5-60
- 最寄駅
-
馬車道(みなとみらい線)
関内(JR 京浜東北・根岸線, 横浜市営地下鉄ブルーライン)
桜木町(JR 京浜東北・根岸線, 横浜市営地下鉄ブルーライン) - 休館日
- 毎週月曜日(「国民の祝日・休日」の場合は開館)、資料整理休館日、年末年始、その他臨時休館日
- 子連れ関連情報
- 授乳室 おむつ交換台 ベビーカー貸出
- バリアフリー情報
-
車椅子貸出
【備考】
多目的トイレ(前広便座) 盲導犬・聴導犬・介助犬の同伴可、福祉車両駐車スペースあり(駐車台数には限りがございます。事前にご相談ください)、館内エレベーターあり、館内エスカレーターあり(上りのみ。下りは階段またはエレベーターをご利用ください)
地図