洋画家・木村荘八(きむら・しょうはち、1893-1958)は、大佛次郎の小説に多くの挿絵を寄せました。二人は『霧笛』や『幻燈』など、 幕末~明治初期の開化期横浜・東京を舞台とした作品で何度もコンビを組みました。 作品数は20以上。 木村は大佛との関係について 「楽しく仕事し二人ともだんだんトシをとりました」 と語っており、大佛も 「『霧笛』が多少なり成功したのは、木村さんの鍛えこんだ芸に引立てられたせいである。小説が進む間に、私は何とも楽しくなった。」 とエッセイに書いています。 それぞれが「楽しく」仕事をこなし、互いに作品を高め合う存在だったことが分かります。 展示では、当館が所蔵する木村荘八の挿絵のほか、 木村の形見として遺族から大佛に贈られた「猫のおもちゃ絵」など、 「無類のネコ好き」同士でもあった二人の交流を紹介します。
- 時間
- 4月〜9月 10時〜17時30分(最終入館17時00分)
10月〜3月 10時〜17時00分(最終入館16時30分) - 料金
- 高校生以上200円 中学生以下無料
- お問い合わせ
- 大佛次郎記念館 045-622-5002
学ぶ・知る
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情報更新日:2024/3/27
会場情報
大佛次郎記念館
詳細- 所在地
- 横浜市中区山手町113
- 最寄駅
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元町・中華街(みなとみらい線)
石川町(JR 京浜東北・根岸線) - 休館日
- 毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)
- バリアフリー情報
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車椅子貸出
【備考】
1階はスロープ設置により、車いす入館可
地図