


金野邦明氏の父が約50年ほど前に撮影したスナップ写真を元に、そこに写っている同じ人物を同じ場所で、金野氏が現在の時点において撮影するという試みを行ったもの。新旧の写真は全て金野氏が暗室で焼いたモノクロ、カラー合わせて約30点の展示となる。
<ステートメント>
私たちは誰も未来を垣間見ることは出来ず、一瞬後に自分たちがどうなるのかは誰も分からない。私たちは時の流れの先端部分に生きており、人間存在とは未来は全く未知であるという不確かさを内包しているものである。そのような中で写真に写っているのはすべて過ぎ去った瞬間である。カメラのシャッターを切る瞬間は時間の最前線にあるが、出来上がった写真に写っているのは既に過ぎ去った過去である。言わば写真に写っている物や事はつねに/すでに過去なのだ。
古い写真に写された人物たちも私たちと同じように過去においての時間の最前線を生きていた。しかし彼ら、彼女らとそれを見る私たちのあいだにはある決定的な違いがある。それは写真の中の人物たちは、その後の時間の経過を知らないが、私たちは知っているという点だ。その後の時間の経過を知らないという点において、写真に写っている人物たちは私たちよりも言わば”無垢”なのだ。その後の時間の経過を知っている、知らないということの差は古い写真ほど大きくなるであろう。古い写真に見入る私たちの眼差しとはこのような無垢な者たちへ向けた眼差しなのではないだろうか。
本展示『時のあいだ』は、私の父丑治が約50年ほど前に撮影したスナップ写真を元に、そこに写っているのと同じ人物を同じ場所で新たに撮影することを試みたものである。父が撮影したフィルムは私が新たにプリントした。父が撮った写真を眺めているうちにその人物の過去の姿と現在の姿を並べて見てみたいという興味から始めたものである。これらは言わば当時の父の撮影行為と、現在の私自身の撮影行為との共同作業のようなものである。
<ステートメント>
私たちは誰も未来を垣間見ることは出来ず、一瞬後に自分たちがどうなるのかは誰も分からない。私たちは時の流れの先端部分に生きており、人間存在とは未来は全く未知であるという不確かさを内包しているものである。そのような中で写真に写っているのはすべて過ぎ去った瞬間である。カメラのシャッターを切る瞬間は時間の最前線にあるが、出来上がった写真に写っているのは既に過ぎ去った過去である。言わば写真に写っている物や事はつねに/すでに過去なのだ。
古い写真に写された人物たちも私たちと同じように過去においての時間の最前線を生きていた。しかし彼ら、彼女らとそれを見る私たちのあいだにはある決定的な違いがある。それは写真の中の人物たちは、その後の時間の経過を知らないが、私たちは知っているという点だ。その後の時間の経過を知らないという点において、写真に写っている人物たちは私たちよりも言わば”無垢”なのだ。その後の時間の経過を知っている、知らないということの差は古い写真ほど大きくなるであろう。古い写真に見入る私たちの眼差しとはこのような無垢な者たちへ向けた眼差しなのではないだろうか。
本展示『時のあいだ』は、私の父丑治が約50年ほど前に撮影したスナップ写真を元に、そこに写っているのと同じ人物を同じ場所で新たに撮影することを試みたものである。父が撮影したフィルムは私が新たにプリントした。父が撮った写真を眺めているうちにその人物の過去の姿と現在の姿を並べて見てみたいという興味から始めたものである。これらは言わば当時の父の撮影行為と、現在の私自身の撮影行為との共同作業のようなものである。
- 時間
- 水曜日〜土曜日16:30〜22:00 日曜日15:00〜21:00(最終入店は閉店時間の1時間前)
- 料金
- 飲食店のためワンドリンク以上の注文が必要。700円から。
ノンアルコールカクテル、ソフトドリンク多数あり - 対象・定員
- 注文がワンドリンクのみの方は、店内滞在時間40分を目安にお願いします。20歳未満の人が入店の場合は保護者同伴
- お問い合わせ
- Photo Bar 【sa-yo:】
080-4782-7802
情報更新日:2025/4/21
会場情報

Photo Bar 【sa-yo:】
詳細- 所在地
- 横浜市中区吉田町3-11 サウンド吉田町ビル2階
- 最寄駅
-
関内駅(JR京浜東北・根岸線,横浜市営地下鉄ブルーライン)
日ノ出町駅(京急本線) - 休館日
- 月曜日、火曜日
地図