

©︎Aki Kawakami
「祈り」――それは、“私たちの死”をあらかじめ荘厳すること、
そこに小さな明かりをいっせいに灯すこと――
美術作家 大小島真木による新作インスタレーション
KAAT神奈川芸術劇場の劇場空間と現代美術の融合による新しい表現を展開するKAAT独自の企画シリーズ「KAAT EXHIBITION」。10回目は、“いびつに絡まりあう生命”をテーマに作品を制作している大小島真木による劇場初の個展です。
母体の胎児を包んでいる羊膜と胎盤は、日本語の古語において「胞衣(えな)」と呼ばれていました。胞衣はまた、再生のシンボルとして、そして生死を超えて私たちを包みこむこの世界そのもののメタファーとして、世界各地で信仰されてきました。本展のタイトルである「あなたの胞衣はどこに埋まっていますか?」は、メキシコの先住民セリ族が出身地を尋ねるときに用いる慣用句。胞衣とは、私たちがかつていた場所、そしてまた、やがて還りゆく場所でもあります。
本展では会場全体を巨大な胞衣に見立て、その内奥に「祈り」の場を立ち上げています。「祈り」――それは、“私たちの死”をあらかじめ荘厳すること、そこに小さな明かりをいっせいに灯すこと―― 大小島はそう考えています。
【大小島真木プロフィール】
東京を拠点に活動する大小島真木、辻陽介からなるアートユニット。 「絡まり、もつれ、ほころびながら、いびつに循環していく生命」をテーマに制作活動を行う。 インド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作。2017年にはTara Ocean 財団が率いる科学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。 近年は美術館、ギャラリーなどにおける展示の他、舞台美術なども手掛ける。 2021年KAATキッズ・プログラム『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』(2021・2022年KAAT神奈川芸術劇場)などで舞台美術を手がける。2023年より、かねてより制作に関わっていた編集者・辻陽介との本格的な協働制作体制に入り、以降、名称をそのままに、アートユニットとして活動している。
https://ohkojima.com
【関連企画】
◼︎パフォーマンス 松岡大「胞衣|Ena」
世界的に活躍する舞踏家の松岡大が大小島真木のインスタレーション空間の中で身体を通して生命への祈りを表現します。
日時:9月27日(土)12:30~12:50/17:00~17:20
会場:KAAT神奈川芸術劇場<中スタジオ>
出演:松岡 大(山海塾 舞踏手)、佐藤公哉
参加:展覧会チケットで観覧無料・予約不要
◼︎アーティストトーク
日時:10月4日(土)16:30~17:30
会場:KAAT神奈川芸術劇場<中スタジオ・アトリウム>
出演:大小島真木、辻陽介、長塚圭史(KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)
定員:30名(9月10日申込開始・事前予約優先・当日参加も可)
申込方法:9月10日(水)より下記の申込フォームよりお申し込みください。
https://krs.bz/kanagawaaf/m?f=2399
参加:無料(展覧会観覧にはチケットが必要です)
◼︎フィナーレイベント 大小島真木×遠野巡灯篭木
張山しし踊り「雌じし狂い」
異界の地・遠野において、郷土芸能と現代カルチャーを織り交ぜ、音楽、芸能、食、語り部たちの声を媒介として、目に見えぬものへの想像をめぐらせるイベント「遠野巡灯篭木(トオノメグリトロゲ)」。
大小島真木も訪れた遠野巡灯篭木のライブセッションから、張山しし踊り(遠野郷早池峰しし踊り張山保存会)とYosi Horikawa、Daisuke TanabeがKAATへ登場。展覧会のフィナーレを彩ります。
日時:10月19日(日)17:30~18:30
会場:KAAT神奈川芸術劇場<中スタジオ>
出演:張山しし踊り(遠野郷早池峰しし踊り張山保存会)、Yosi Horikawa & Daisuke Tanabe
参加:展覧会チケットで観覧無料・予約不要
※フィナーレイベント中は展示に変更がある場合がございます。
そこに小さな明かりをいっせいに灯すこと――
美術作家 大小島真木による新作インスタレーション
KAAT神奈川芸術劇場の劇場空間と現代美術の融合による新しい表現を展開するKAAT独自の企画シリーズ「KAAT EXHIBITION」。10回目は、“いびつに絡まりあう生命”をテーマに作品を制作している大小島真木による劇場初の個展です。
母体の胎児を包んでいる羊膜と胎盤は、日本語の古語において「胞衣(えな)」と呼ばれていました。胞衣はまた、再生のシンボルとして、そして生死を超えて私たちを包みこむこの世界そのもののメタファーとして、世界各地で信仰されてきました。本展のタイトルである「あなたの胞衣はどこに埋まっていますか?」は、メキシコの先住民セリ族が出身地を尋ねるときに用いる慣用句。胞衣とは、私たちがかつていた場所、そしてまた、やがて還りゆく場所でもあります。
本展では会場全体を巨大な胞衣に見立て、その内奥に「祈り」の場を立ち上げています。「祈り」――それは、“私たちの死”をあらかじめ荘厳すること、そこに小さな明かりをいっせいに灯すこと―― 大小島はそう考えています。
【大小島真木プロフィール】
東京を拠点に活動する大小島真木、辻陽介からなるアートユニット。 「絡まり、もつれ、ほころびながら、いびつに循環していく生命」をテーマに制作活動を行う。 インド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作。2017年にはTara Ocean 財団が率いる科学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。 近年は美術館、ギャラリーなどにおける展示の他、舞台美術なども手掛ける。 2021年KAATキッズ・プログラム『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』(2021・2022年KAAT神奈川芸術劇場)などで舞台美術を手がける。2023年より、かねてより制作に関わっていた編集者・辻陽介との本格的な協働制作体制に入り、以降、名称をそのままに、アートユニットとして活動している。
https://ohkojima.com
【関連企画】
◼︎パフォーマンス 松岡大「胞衣|Ena」
世界的に活躍する舞踏家の松岡大が大小島真木のインスタレーション空間の中で身体を通して生命への祈りを表現します。
日時:9月27日(土)12:30~12:50/17:00~17:20
会場:KAAT神奈川芸術劇場<中スタジオ>
出演:松岡 大(山海塾 舞踏手)、佐藤公哉
参加:展覧会チケットで観覧無料・予約不要
◼︎アーティストトーク
日時:10月4日(土)16:30~17:30
会場:KAAT神奈川芸術劇場<中スタジオ・アトリウム>
出演:大小島真木、辻陽介、長塚圭史(KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)
定員:30名(9月10日申込開始・事前予約優先・当日参加も可)
申込方法:9月10日(水)より下記の申込フォームよりお申し込みください。
https://krs.bz/kanagawaaf/m?f=2399
参加:無料(展覧会観覧にはチケットが必要です)
◼︎フィナーレイベント 大小島真木×遠野巡灯篭木
張山しし踊り「雌じし狂い」
異界の地・遠野において、郷土芸能と現代カルチャーを織り交ぜ、音楽、芸能、食、語り部たちの声を媒介として、目に見えぬものへの想像をめぐらせるイベント「遠野巡灯篭木(トオノメグリトロゲ)」。
大小島真木も訪れた遠野巡灯篭木のライブセッションから、張山しし踊り(遠野郷早池峰しし踊り張山保存会)とYosi Horikawa、Daisuke TanabeがKAATへ登場。展覧会のフィナーレを彩ります。
日時:10月19日(日)17:30~18:30
会場:KAAT神奈川芸術劇場<中スタジオ>
出演:張山しし踊り(遠野郷早池峰しし踊り張山保存会)、Yosi Horikawa & Daisuke Tanabe
参加:展覧会チケットで観覧無料・予約不要
※フィナーレイベント中は展示に変更がある場合がございます。
- 時間
- 11:00~18:00(入場は閉場の30分前まで)
【休場】火曜日[9月30日、10月7日、10月14日]
※9月23日は開場 - 料金
- 一般:1,000円
神奈川県民割引(在住・在勤):900円
学生・65歳以上:500円
高校生以下:無料
※コンセプトブック付
※同時開催のKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote』公演チケット提示にて、本展覧会を無料でご鑑賞いただけます。(ご本人様1回限り、会期中いつでも入場可能) - 申込期間
- 会期中 2025年9月21日(日)~10月19日(日) ※休場日は除く
【チケット取扱い】3階中スタジオ受付 - お問い合わせ
- KAAT神奈川芸術劇場 045-633-6500(10:00~18:00)
- 詳細情報URL
- https://www.kaat.jp/d/ena
情報更新日:2025/7/22
会場情報

KAAT神奈川芸術劇場
詳細- 所在地
- 横浜市中区山下町281
- 最寄駅
-
日本大通り(みなとみらい線)
元町・中華街(みなとみらい線) - 休館日
- 不定休
- 子連れ関連情報
-
親子室
【備考】
託児サービス(公演による、予約制) - バリアフリー情報
-
多目的トイレ オストメイト対応 車椅子貸出
【備考】
歩行器、救護室(ホール)、休憩スペース(1階・2階アトリウム、3階アトリウム通路)
地図